都会の至るところで見かける自動販売機。コンビニやスーパーに入ることなく、手軽にドリンクやフードを購入することができる代物であり、今まで一度も利用したことがないと言う人はいないのではないでしょうか。
現在は現金だけでなく、交通系電子マネーやバーコード決済に対応したキャッシュレスの自動販売機も登場しており、今や人々の生活には欠かせない存在となっています。
そんな自動販売機は様々なメーカーによって設置されており、それぞれの自動販売機ごとに販売されている商品も異なっています。今回は、そんな自動販売機メーカーを一挙にご紹介するので、身近にある自動販売機がどこのメーカーによって運営されているのか、楽しみにしながらご覧ください。
自動販売機メーカーは全部で7つ
自動販売機メーカーは全部で7つあり、それぞれが大手飲料メーカーによって運営されています。自動販売機メーカーが運営する方法には、二つのパターンが存在しており、一つは自社で運営・管理を行う場合、もう一つは自動販売機のオペレーション会社に業務を委託して管理を行う場合です。どちらのパターンでも、それぞれの自動販売機を担当する営業員が、日々のルート業務の中で商品補充などを請け負っています。
また、自動販売機によって売られている商品も異なるので、お気に入りのドリンクがどこの自動販売機メーカーの商品なのか調べてみるのも面白いかもしれません。実際、どの自動販売機メーカーも、趣向を凝らした商品を多数販売しているので、この記事を見てどんな商品を販売しているのか確かめてみてくださいね。
自動販売機メーカー①:コカ・コーラ(cocacola)
最初に紹介するのは、大手飲料メーカー「コカ・コーラ」です。
赤いシルエットが目印の「コカ・コーラ」は、国内で最も自動販売機の台数が多く、街を歩くと必ずと言っていいほど目にする機会が多い自動販売機メーカーの一つです。2021年に開催された東京オリンピックではメインスポンサーの一つとなっており、「聖火リレーメモリアル自販機」が日本各地に設置されたことで話題となりました。
商品の面では、世界中から愛されている「コカ・コーラ」を筆頭に、「ファンタ」「綾鷹」「ジョージア」「いろはす」など、各ジャンルの人気ブランドを有しており、商品ラインナップは非常に充実しています。さらには、2021年に新たに発売された「やかんの麦茶」や「綾鷹抹茶ラテ」もヒットしており、商品知名度は他の自動販売機メーカーと比べても群を抜いているかもしれません。
また、アプリ内でスタンプを貯めてドリンクチケットと交換できる「Coke ON(コークオン)」など、商品以外にも購入した人が楽しめる魅力を兼ね備えているのが「コカ・コーラ」の自販機の特徴の一つでもあります。
自動販売機メーカー②:アサヒ(asahi)
次に紹介するのは、青のボディがトレードマークである「アサヒ飲料」です。
「アサヒ飲料」と言えば、「カルピス」や「三ツ矢サイダー」など、子どもから大人まで幅広く好まれる商品ラインナップを備えている大手飲料メーカーです。
朝の気持ちに合わせた朝専用缶コーヒーである「ワンダモーニングショット」を始めとしたコーヒー系飲料も充実しており、「ワンダ金の微糖」や「ワンダ 極ブラック」など、同ブランド内で展開される様々な種類のコーヒーは、自動販売機でも購入することができます。
他にもナチュラルミネラルウォーターの「アサヒおいしい水」やハトムギを中心に多くの穀物を配合したブレンド茶である「アサヒ十六茶」など、食事のお供となる飲み物も自動販売機で取り揃えているのが特徴です。
また、炭酸市場でNo.1の売り上げを誇る「ウィルキンソン」は、現在、コロナ禍によって「家飲み」をする人々が増加した影響で、より一層、市場での需要が高まっています。「ウィルキンソンレモン」など、味のバリエーションもあるので、割るお酒や気分によって購入する「ウィルキンソン」を変えてみるのも面白いかもしれません。
さらには、マイナス5℃まで冷やした氷点下の「三ツ矢サイダー」を飲むことができる、「氷点下自販機」を各地に設置しており、他の飲料メーカーにはない取り組みにチャレンジしています。
自動販売機メーカー③:伊藤園(itoen)
次に紹介するのは、茶系飲料で圧倒的な支持を得る「伊藤園」です。
「伊藤園」の名前を聞くと「お〜いお茶」を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。それもそのはずで、国内緑茶市場では「お〜いお茶」が圧倒的な売り上げシェアを確保しています。さらに、近年では体脂肪の増加を抑える機能性表示食品である「お〜いお茶濃い茶」も、人々の健康志向の高まりによって人気を博しており、自動販売機でも購入できるとなると嬉しい声を挙げる会社員の方も多いかもしれません。このような「お〜いお茶濃い茶」を筆頭とした商品を配置した「ウェルネスベンダー」と呼ばれる、健康に特化した商品ライナップを自動販売機で揃えることができることも「伊藤園」の強みと言えます。
また、「お〜いお茶」以外にも、笑福亭鶴瓶のCMでお馴染みの「健康ミネラル麦茶」や近年、女性からの人気が高まる「ジャスミンティー」など、緑茶市場以外でもトップシェアを誇るブランドを多数取り揃えています。
コーヒー系の商品に目を向けてみると、2006年から子会社化した「タリーズコーヒー」ブランドから、多数の缶コーヒーを自動販売機で展開しています。その中でも特に「BARISTA'SBLACK」は、ボトル缶の利便性を活かして本格的なブラックコーヒーを手軽に楽しめることから、多くの人々に愛飲されている人気商品です。
近年では「ポケモンGO」のオフィシャルパートナーとなったことから、ピカチュウがラッピングされた自動販売機を各所に展開しており、見かけるとつい写真を撮ってしまうそうになる自動販売機の一つです。
自動販売機メーカー④:ダイドードリンコ(Dydo)
次に紹介する「ダイドードリンコ」は、他の大手飲料メーカーとは異なり、スーパーやコンビニに頼ることなく、自動販売機業態をメインに据えたビジネスを展開しています。
多くの商品を提供しているコーヒーの中でも「世界一のバリスタ監修」シリーズは、様々なサイズ展開がされており、「ダイドードリンコ」の看板商品でもあります。他にも「クリームソーダ」や「レモネード」など、他の自動販売機ではなかなか見かけない、子どもに人気の炭酸飲料を多数取り揃えています。
さらには、自動販売機の種類も様々なバリエーションを取り揃えているのが「ダイドードリンコ」の特徴の一つです。
自動販売機で商品を購入した後、4桁の数字が揃うと無料でもう一本もらえる「ルーレット」機能を兼ね備えた自動販売機や、時間帯や季節、クリスマスや年末年始などの歳時に対応したメッセージを発する「おしゃべり機能」が搭載されている自動販売機など、他ではあまり見かけない個性豊かな自動販売機を展開しています。
また、近年では「鬼滅の刃」とコラボして販売した「ダイドーブレンド」の缶コーヒーである「鬼滅缶」が巷で話題となり、コロナ禍によって自動販売機の売り上げが低迷する中で、大ヒットを果たしました。その後、続々と「呪術廻戦」「東京卍リベンジャーズ」などの人気漫画とコラボしており、それぞれの漫画ファンにとっては目が離せない自動販売機と言えるかもしれません。
自動販売機メーカー⑤:キリン(Kirin)
次に紹介するのは、大手飲料メーカーの「キリン」です。
吉沢亮&満島ひかりが出演するCMでもお馴染みの「生茶」を始めとして、紅茶飲料市場で圧倒的な人気を誇る「午後の紅茶」や、600mlの大型容量ペットボトルサイズでも展開されている「キリンファイア」など、茶系飲料やコーヒーを主軸として、多くのブランドを自動販売機のライナナップとして揃えています。
特に、果汁飲料には「トロピカーナ」や「小岩井純粋りんご」など、ヘルシーな人気商品を豊富に取り揃えており、女性にとっては嬉しい商品ラインナップだと言えそうです。
また、近年では健康な人の免疫の維持をサポートする「プラズマ乳酸菌」を含んだ「IMUSE」ブランドを各種展開しており、自動販売機でも購入することができます。健康志向の消費者にとっては、「プラズマ乳酸菌」を含んだ飲料を街の自動販売機で手軽に購入できるのは、「キリン」の自動販売機の大きな魅力だと言えるかもしれません。
さらには「レッドブル」や「メッツコーラ」など、自社商品以外にも自動販売機に搭載している商品が多数あり、購入者にとっては様々な選ぶ楽しみがある自動販売機メーカーになります。
自動販売機メーカー⑥:大塚製薬(Otsuka)
製薬会社でありながら、自動販売機も展開しているのが「大塚製薬」です。
スポーツドリンクとして多くの人々に親しまれている「ポカリスエット」を軸としながら、「オロナミンC」や「MATCH」などの炭酸飲料も展開しており、仕事で忙しい会社員から外で遊ぶ子どもたちまで、幅広い年代の人々に届けられる商品を自動販売機で販売しています。
また「大塚製薬」の自動販売機の最大の特徴が、飲料だけでなくフードも併せて販売されていることです。身体に必要な5大栄養素が入ったバランス栄養食である「カロリーメイト」や、大豆の栄養を余すことなく摂取することができる「ソイジョイ」など、手軽に栄養補給することができるフードを自動販売機で購入することができるので、朝から忙しい会社員や学生にとっては非常に便利な自動販売機です。実際のところ、飲料とフードが同じ自動販売機内で並んでいることは珍しいので、他の自動販売機メーカーにはない特徴の一つだと言えそうです。
自動販売機メーカー⑦:サッポロ・ポッカサッポロ
最後に紹介するのは、「キレートレモン」や「ポッカレモン」などのレモン飲料でお馴染みの「ポッカサッポロ」です。
事業の一つとして「レモン事業」を掲げる「ポッカサッポロ」では、自動販売機にも多種多様なレモン飲料が展開されています。特に「キレートレモンUP」は、自動販売機でしか手に入らない限定商品になるので、見かけた時は一度購入してみてはいかがでしょうか。
他にも「じっくりコトコト」シリーズから、「コーンポタージュ」や「ジャガイモのスープ」なども自動販売機で購入することができるので、小腹が空いた時には非常に便利です。特に、寒い冬の時期は、温かいホット商品を買いたくなる人も多いと思われるので、スープ系飲料を多数取り揃えている「ポッカサッポロ」の自動販売機は、夜道で見かけるとついついボタンを押してしまう人も多い
かもしれません。
また「ポッカサッポロ」では、地域に密着した自動販売機を設置しており、「ふるさと応援ベンダー」や「Jクラブ応援ベンダー」など、商品を購入することで地域のクラブや施設の手助けになれるような仕組みを備えています。
さらには「北海道コーン茶」や「紀州の梅スパークリング」など、他の大手飲料メーカーの自動販売機では販売されていない、地域の特産に特化した一風変わった飲料が展開されているのも「ポッカサッポロ」の自動販売機の魅力の一つです。
自動販売機を設置するなら『自販機ねっと』
ここまで大手飲料メーカーが運営する自動販売機を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。こちらに挙げた自動販売機をお手軽に、好条件で設置できるのが「自販機ねっと」です。
「自販機ねっと」では、置きたい場所があれば無料で現地調査を行い、設置可能となった場合は設置費用も無料で作業を行ってくれます。
また、自動販売機を設置するにあたって、自動販売機メーカー各社に一括見積もりを行った上で、条件の良い自動販売機メーカーを選定してくれます。
もちろん、設置したい自動販売機メーカーがあれば、希望内容や希望の条件を最初の見積もりに入力することで、お気に入りの自動販売機を設置することも可能です。
自動販売機を設置するメリットとしては、好きなドリンクを手軽に購入できたり、メンテナンス不要でありながらキャッシュバックやドリンクバックの収入を得ることができたりと様々。
「自動販売機を置きたいけど、どこに連絡すればいいのか分からない」「近くに自動販売機がないので不便」と言う方は、「自販機ねっと」でまずは現地調査をお願いしてみるのがいいかもしれませんね。