【2023年最新】自動販売機は何本売れれば設置できるか？

町中の至る所に設置されている自動販売機。実は、どの自動販売機も月にどれだけ商品が売れるかをある程度予測した上で設置されていることがほとんどです。今回はそんな自動販売機に関して、何本売れれば設置できるのかをご紹介していこうと思います。

基本的に自動販売機を設置する場合は、一定の売り上げを見込めるロケーションである必要があります。特に駅近や公共施設の周辺など、人通りの多いロケーションであればあるほど自動販売機で商品を購入する確率が高くなるので、自動販売機を設置する際の好ロケーションとなることが多いです。また、現在、自動販売機を設置する際には、相場として250本以上の売り上げ本数が必要と言われています。250本以上の売り上げとなると、一定の人流が見込めるロケーションであることが条件となってくるので、自動販売機の設置場所に悩んでいる人は参考にしてみてはいかがでしょうか。

さらに、業者によっては月の売り上げ本数が400〜600本以上でなければ設置をためらうケースも多くなっています。実際、400〜600本以上の売り上げとなると、平日や休日に関わらず人の往来が激しい大通りや一日を通して人が多く集まるオフィスビルや公共施設の内部など、限られたロケーションでなければ達成できない条件です。そのため、気軽に自身が所有している土地や余っているスペースに自動販売機を設置したいと考える人にとっては、少し高いハードルとなってしまうかもしれません。

このように、自動販売機の設置ハードルが上がってしまった理由としては、昨今の円高による物価高騰が原因だと言われています。コーヒー飲料の原料となるコーヒー豆はもちろんのこと、主な原料である茶葉や果物の生産に必要な肥料など、サプライチェーンの様々な工程に関わる素材が値上がりしていることから、現在の飲料業界では、自動販売機の販売価格さえも値上げしなければならない状況に陥っています。そのため、自動販売機を設置・運営する際に発生するコストを鑑みて、一定の売り上げを維持できるロケーションを探して設置する自動販売機メーカーが増加していると言われています。