企業や個人のオーナーに関係なく自動販売機を設置する主なメリットとして、副収入を得ることができる・店舗を持っている人は集客に繋がる・照明代わりとなって夜間の防犯対策になる・災害時のライフラインの確保に繋がるということが挙げられます。
ですが定期的に自動販売機の入れ替えをしないとメリットよりもデメリットの方が圧倒的に上回ってしまうんです。
「自動販売機なんてどれも同じでしょ」「古い自動販売機なんて見たことがないよ」なんて言う方もいらっしゃるかと思いますが、古い自動販売機をいつまでも設置し続けるのはおすすめできません。
古い自動販売機を稼働させるデメリットとは?
古い自動販売機を交換すべき理由1:電気代が高い
自動販売機1台の消費電力の平均は500~1000で、1ヶ月で約2000~3000円程の電気代がかかると言われています。
1本120程の飲み物が1ヶ月で50本売れたとしても全ての収益が企業や個人のオーナーの懐に入るわけではないため電気代が高くなればなるほど必然的に収益が減っていきます。
最新の自動販売機は学習機能が搭載しているのでよく売れる日中は温度をしっかりと調節してくれ、あまり売れない深夜はほどほどの温度で管理してくれます。
そのため24時間ずっと変わらぬ温度管理と照明且つ、古い自動販売機が故に膨大な電力が必要なんてこともあります。
古い自動販売機は売り上げの収益よりも電気代の方がかかっているというケースも少なくなくありません。
古い自動販売機を交換すべき理由2:盗難に遭いやすい
古い自動販売機は最新の自動販売機に比べて盗難防止措置がとられていません。
昔はメーカー各社がこれといって防犯対策に力を入れていなかったと考えられます。
そのため自動販売機を狙う人は最新の自動販売機ではなく古い自動販売機ばかりを狙って盗難をしています。
そもそも自動販売機に保険があるということはご存じですか?
ですが保険料が高額なことから加入していない企業や個人のオーナーがほとんどです。
それだったら盗難防止措置がしっかりとられていている最新の自動販売機を設置した方がオーナーとしてもメリットの方が大きいですよね。
古い自動販売機を交換すべき理由3:最新に比較して売上が上がりにくい
自動販売機を設置すると、古い自動販売機でも最新の自動販売機でも補充をする手間があります。
企業のオーナーの場合は自動販売設置業者に委託をして補充とメンテナンスの全てを任せているかと思います。
ですが古い自動販売機で飲み物を買う人って結構少ないということをご存じですか?
その理由としては飲み物の種類が少ない・飲みたいものがない・スーパーに比べて高いからです。
一見古い自動販売機とは関係ないように思えますが、飲み物の種類が少ないという点については1つの自動販売機に対して30種類ほどの飲み物を販売することができるのに古い自動販売機の多くが5種類ほどしか飲み物が販売されていないことがよくあります。
自動販売機を見つけて飲み物を購入しようと思った時に「え?コーヒーと水とお茶しかないじゃん」といった経験をしたことはありませんか?
(1)飲み物の種類が少ない(2)飲みたいものがない(3)「スーパーの方が断然安いしここで買うの辞めよ」というのが古い自動販売機を見た消費者の流れです。
それに比べて最新の自動販売機は飲み物の種類が多くスーパーやコンビニでは中々見かけない飲み物が販売されていることもあって消費者の購買意欲を掻き立てています。
こうしたことから最新に比べて売上が上がりにくく毎月赤字になっているオーナーも少なくありません。
古い自動販売機を稼働させるメリットとは?
古い自動販売機を交換すべき理由1:新しい自動販売機は省エネ
メーカーによって異なりますが、新しい自動販売機は省エネで様々な仕組みが導入されているケースがほとんどです。
・ヒートポンプ機能
冷却庫室で発生した熱を回収して加温庫室で活用
・ピークカット
夏場の電力消費ピーク時以外の最大11時間の冷却停止で電力使用を平準化
・真空断熱材の使用
温かさと冷たさを逃すことなくエネルギーを使用
・ゾーンヒーティングと冷却
販売直前の商品のみを冷やしたり温めることで消費電力の削減
・24時間消灯の推奨
屋内設置の自動販売機に限り24時間消灯にしたり、屋外設置の自動販売機は電気のいらない日中のみ消灯を推奨
・学習省エネ機能
販売数量や商品温度を把握して電力消費を抑制
・発光LED照明
消費電力の少ないLED照明の採用
・調光機能
照明の明るさを50%調光する機能を導入
・フロン対策
オゾン層を破壊しないように地球温暖化係数の低い冷媒を使用
・自動販売機部品リユースの取り組み
回収した自動販売機の部品を再び自動販売機の部品として活躍できるために部品のリユースに向けた技術開発やリユース部品の管理システムの開発を進めている
新しい自動販売機には以上10個の機能が導入されていることがほとんどです。
企業や個人のオーナーだけではなく、環境にも優しいため交換しない理由がないですよね。
古い自動販売機を交換すべき理由2:や電子マネーが使えて売上アップ
古い自動販売機は現金のみにしか対応していませんが、新しい自動販売機は交通系電子マネーやその他電子マネー、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードにも対応していることがあります。
キャッシュレスを好む人が多い現代では需要の高い自動販売機だと言えるでしょう。
キャッシュレス社会だからこそedyや電子マネーが使える自動販売機は普段現金を持ち歩かない人にも購入してもらうことができ、古い自動販売機に比べて売上がアップしやすいのです。
ちなみに交通系電子マネーやその他電子マネー、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードに対応している自動販売機で主に使用できるのは以下になります。
【交通系電子マネー】
・kitaca
・Suica
・PASMO
・toica
・manaca
・ICOCA
・SUGOCA
・nimoca
・はやか けん
【その他電子マネー】
・iD
・REdy
・nanaco
・WAON
・QUICKPay
・PITaPa
【クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード(タッチ決済のみ)】
・VISA
・MasterCard
・AmericanExpress
・JCB
古い自動販売機を交換すべき理由3:故障等のトラブルリスクが低い
古い自動販売機は長いこと使用しているだけに故障やお釣りが出てこないなどのトラブルが発生しやすいです。
故障やトラブルが発生した場合、自動販売機に貼ってある管理者ステッカーの電話番号に電話をするのですが、頻繁に電話をするとなるとちょっと億劫に感じますよね。
新しい自動販売機は盗難防止措置など様々な部分に力を入れているので故障やトラブルのリスクが低い傾向にあります。
ちなみに古い自動販売機でよくある故障とトラブルは以下になります。
・紙幣を何度投入しても押し戻されてしまう
自動販売機を設置後、徐々に発生する頻度が高くなります。
・盗難目的の釣銭を出そうとして故障する
コインの投入口に細工されてしまったり、商品の取り出し口に悪戯をされるとすぐではないものの後に必ず故障へと繋がります。
・雪による故障
寒冷地の場合自動販売機に雪が積もってウインドウに着雪し、電気が付かなくなったりボタンを押しても反応しなくなるというケースがあります。
雪に限らず大雨の時も故障しないとは言い切れません。
・商品が出てこない
お金を投入したのに投入口から飲み物が出てこないということがあります。
これは投入口から飲み物が取り出されずに引っかかっていて、それが蓄積していることで後から購入した人が自動販売機から飲み物が出てこないという現象です。
・商品が大量に出てくる
昔の自動販売機は搬出部がスライド板で引っ掛けて固定をしているため調整が悪いと購入した飲み物以外にもたくさん出てくることがあります。
・転倒
自動販売機は中に補充されている飲み物を含めると総重量は約800㎏もあります。
そのためちょっとやそっとの風で転倒することはないものの自然災害などによって転倒・故障のリスクがあります。
以上の実例から、様々な対策が施されている新しい自動販売機に入れ替えることは企業や個人のオーナーにとっても消費者や近隣住民にとっても大切なことだと考えられます。
古い自動販売機を交換すべき理由4:盗難されにくい
新しい自動販売機はドアレンジが内部に設置されているものが多いです。
そのため外部からの破壊を大体防ぐことができます。
また、現金を使用しない携帯電話やICカード等で購入できる自動販売機が多いことから自動販売機の中に現金がなく、新しい自動販売機を狙う人はほとんど居ません。
古い自動販売機は必ず現金が入っていることで何か対策をしても盗難されてしまう時はされてしまうので、新しい自動販売機に交換するのが1番安心且つ安全な対策だと言えるでしょう。
自動販売機を他メーカーに交換するとキャッシュバックがもらえます
今、自動販売機を他のメーカーに交換するとキャッシュバックしてくれる企業が非常に多いです。
これはある企業なのですが、他メーカーに交換または設置をしたらオーナーに最大3万円のキャッシュバック、交換または設置先の紹介で紹介をした方に最大3万円のキャッシュバックを行っています。
企業によってキャッシュバックの有無や額は異なりますが、キャッシュバックしたお金は自動販売機を設置する際にかかる電気代にあてることだってできます。
古い自動販売機であっても現在売り上げ好調なのであれば新しい自動販売機に交換することでより一層売り上げをUすることだって可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
古い自動販売機を設置し続けるメリットがないということを分かっていただけたかと思います。
新しい自動販売機に交換することでオーナーだけではなく消費者・近隣住民・環境にも良いことしかありません。
これを機にキャッシュバックに対応している企業で他メーカーの自動販売機と入れ替えることを検討してみてはいかがでしょうか。